2018-2019
デザインを考える上で、カラーは重要なポイントになります。
スタイルや用途によってはもちろん、そのシーズンにマッチするかどうかも考えなくてはなりません。
年間を通し、イベントや用途に合わせてお使いいただける、
「2018-2019 フロールエバートレンドカラー」を是非ご活用ください。
カラー監修:日本流行色協会
昨今の世界的な自然災害や国同士の摩擦は、衰える傾向にありません。
このような危機を回避するためにも、センサー技術や人工知能などがますます急速に進化を遂げつつあります。私たちの生活や価値観が劇的に変化するなか、必要なのはやはり人の心。
テクノロジーでは補えない「共感する心」「寛容な心」そして何よりも「ゆっくりと過ごす時間」といえるでしょう。このような時代に対応する「共感する心と優しさを伝えるカラー」を4グループに分けて提案します。
「マインドフルネス」「瞑想」が一般に広がっています。
ある企業では研修に取り入れ、穏やかな心を取り戻すことによって人間関係がよくなり、創造的な仕事ができる効果が実証されているそう。白を基調としたこれらの色は、自分自身の内側を見つめることによって軽くなった心を表します。
中心にわずかに色みを含むグラデーションカラーの花を用いて、ぼかし効果で光を感じさせるアレンジを作ります。
Keyword
詩情、ほのかな甘さ、優しい、マインドフルネス
<Keyword:詩情、ほのかな甘さ、優しい、マインドフルネス>
Designed by Mariko Niino
主な使用花材:
【上】
メディアナローズ(ラベンダーフィズ)、ベイビーローズ(ラベンダーフィズ)、ピッコラブロッサムローズ(ラベンダー)、アンデスアジサイ(パールホワイト)、3Dチャーム(クローバー)
【中】
メディアナローズ(スプモーニピンク)、スプレーローズ(スプモーニピンク)、ベイビーローズ(スプモーニピンク)、ミニカーネーション(ラベンダーピンク)、アンデスアジサイ(パールホワイト)、デザインリーフ(プリズム)、3Dチャーム(クローバー)
【下】
メディアナローズ(ブルーマルガリータ)、ベイビーローズ(ブルーマルガリータ)、ピッコラブロッサムローズ(パウダーブルー)、アンデスアジサイ(パールホワイト)、デザインリーフ(プリズム)、3Dチャーム(クローバー)
<Keyword:詩情、ほのかな甘さ、優しい、マインドフルネス>
Designed by Sachiyo Miyazaki
主な使用花材:
【奧】
スプレーローズ(ラベンダーフィズ)、ベイビーローズ(スプモーニピンク、ラベンダーフィズ)、アンデスアジサイ(ミストグリーン)、デザインリーフ(ブラック)
【手前】
ベイビーローズ(ブルーマルガリータ)、アンデスアジサイ(パールホワイト)、アイビーリーフ(グリーン)、デザインリーフ(ブラック)
<Keyword:詩情、ほのかな甘さ、優しい、マインドフルネス>
Designed by Hiromi Iwata
主な使用花材:
デンドロビウムS(パールホワイト、シトラスグリーン)
マイクロローズ(ラベンダー、ゴールデンイエロー、シトラスグリーン)
ポンポンマム(ベイビーピンク、ソフトライラック、シトラスグリーン)
グリーンボール(グリーン)
ソリダゴ(パールホワイト)
ツゲ(グリーン)
子供たちの無邪気な歓声を聞くと、私たちは自然に笑顔になります。このグループのカラーは、毎日が創造的な時間の連続だった子供の時間を表現するための色です。カラフルな楽しさと、かわいらしさがあるカラー。
これらの色のすべてを使って、多色で組み合わせても、オレンジ〜赤系で構成しても楽しいです。
ポイントは「白」をアクセントにすること。
Keyword
狂喜、はじけるような、アイデンティティー、メリーゴーランド
<Keyword:狂喜、はじけるような、アイデンティティー、メリーゴーランド>
Designed by Yu Sugimura
主な使用花材:
ミニガーベラ(パールホワイト、ゴールデンイエロー)
ミニカラー(アイボリー、ゴールデンイエロー)
マイクロローズ(ホットピンク、マジョリカブルー)
ガーデンローズキャサリンデュオ(カシスオレンジ)
ソリダゴブロッサム(イエロー、ピンク)
アイビーリーフ(グリーン)
コクルス(グリーン)
ツリーファーン(グリーン)
ガーデニアリーフ(グリーン)
<Keyword:狂喜、はじけるような、アイデンティティー、メリーゴーランド>
主な使用花材:
ソリダゴブロッサム(ピンク、グリーン、イエロー)
カスミソウ(ピンク、ライトブルー、ライトグリーン)
空の青は時に深い群青色に、時に淡く透き通るような青に変化します。
また、海の深く神秘的な青も太陽の移動や風によって、刻一刻と変化していきます。青は紫を伴い、緑を帯びて変化します。
このカラーグループはその変化の様を表すようにアレンジします。
インテリア空間ではブルー〜グリーンにかけての色域がトレンドに浮上しています。神秘的で、少し湿気を含んだ表情、メタリック効果や、ガラス素材などの透明感のある素材を用いても良いでしょう。
Keyword
神秘的な、深い海のような、オーロラ、アート、モダン
<Keyword:神秘的な、深い海のような、オーロラ、アート、モダン>
Designed by Kie Abe
主な使用花材:
メディアナローズ(グランブルー、カリビアンブルー、シルキーグレー)
スプレーローズ(グランブルー、カリビアンブルー、シルキーグレー)
ピッコラブロッサムローズ(グランブルー、カリビアンブルー、シルキーグレー)
ミニカーネーション(パウダーブルー)
アンデスアジサイ(パールホワイト)
ラムズイヤー(グレイ)
ユーカリベイビー(グレイ)
シネラリア(グレイ)
デザインリーフ(プリズム)
デザインピック(デイジー、レディバグ)
<Keyword:神秘的な、深い海のような、オーロラ、アート、モダン>
Designed by Tomoko Minamino
主な使用花材:
コノテヒバ(グリーン)
マイクロローズ(パールホワイト、パウダーブルー、マジョリカブルー)
ノルディックモス(ナチュラル)
ユーカリ実付(グリーン)
3Dチャーム(スノー)
過剰な忙しさや激しいテクノロジーの進化を感じる反面、私たちは日々の生活に、温かさ、やさしさを育む、ゆったりとした時間をこれまで以上に求めるようになります。
このカラーグループは、日の光に照らされて乾いた土の質感と色、わずかにピンクみを帯びたベージュ、黄みのブラウンを基調に構成しています。これらの色に穏やかな色調のグレイッシュカラー、ブルーグリーンやイエローなどを組み合わせることで、都会的で洗練させたアレンジに仕上げます。
Keyword
大地、レンガ、乾いた、穏やかさ、寛容さ、遺跡
<Keyword:大地、レンガ、乾いた、穏やかさ、寛容さ、遺跡>
Designed by Mariko Masuda
主な使用花材:
メディアナローズ(ミッドナイトブラック)
スプレーローズ(ヘーゼルナッツ、シトロンイエロー)
ピッコラブロッサムローズ(ミッドナイトブラック、ヘーゼルナッツ、シトロンイエロー、スモーキーピンク)
ノルディックモス(ブラック)
デザインリーフ(ブラック、ゴールド)