審査員紹介
出牛 千津子（Chizuko Deushi）
ブルーミング中西株式会社 テーブルコーディネーター
百貨店、専門店で数々のテーブルコーディネートセミナーをつとめる。
東京ドームにて開催のテーブルウェアフェスティバルのアリーナセミナーやコラボイベントの経験も豊富。
自社運営のテーブルコーディネート教室の講師も務め、穏やかな語りと持ち前のセンスは定評がある。
テーブルコーディネート文化の推進と食事時間を楽しむ活動に日々勤しんでいる。
オンラインショップ『TABLE RECIPE』のコーディネートを担当。
インタビュー
7月某日、ウェブコンテストのイメージ撮影のため、ブルーミング中西株式会社、名花館７階のスタジオにおじゃましました。
今回は、フロールエバーでご用意したプリザーブドフラワーのテーブルリースに合わせて、出牛千津子さんにテーブルコーディネートをしていただきました。
出牛 千津子（Chizuko Deushi）
ブルーミング中西株式会社 テーブルコーディネーター
プロフィール
”普段のお食事を楽しく、ちょっと豊かにできる“
―― この度は本当に素敵なテーブルコーディネートをしていただき、ありがとうございました。
出牛 今回は、いただいたお花に合わせて、テーブルコーディネートを考えてみました。
リースはケーキスタンドにのせて、少し高さを出しました。
普段は、クロスの色とお花の色を合わせてコーディネートすることが多いですが、今日はお花を少し目立たせるために、ニュアンスのある紫みのグレーのクロスをチョイスしました。
―― それでは、せっかくなのでいろいろお話を伺いたいと思います。
プリザーブドフラワーについては以前からご存知でしたか？
出牛 テーブルコーディネートに花は欠かせないものなので、プリザーブドフラワーももちろん知っていましたし、使うこともあります。普段はアーティフィシャルフラワーや生花も使いますし、用途に応じて使い分けています。
プリザーブドフラワーには香りがないですし、枯れないところがテーブルコーディネートにも有用ですね。
スクールの生徒さんの中にも、プリザーブドフラワーをされているという方がいらっしゃいますよ。
―― 出牛さんはテーブルコーディネーターさんとして広くご活躍ですが、「テーブルコーディネーター」とはどんなお仕事ですか？
出牛 食事をする場を素敵な時間・空間に演出する、テーブル全体を創る仕事です。
ちょっとしたことで食事の時間が楽しくなるし、家族でも、二人でも、たとえ一人でも、食事の時間を気持ちよく豊かにしたい、それを表現する仕事だと思っています。
―― 普段の業務としてはどんなことをなさっていらっしゃいますか？
出牛 テーブルクロスのオンラインショップ、『TABLE RECIPE』（テーブルレシピ）のテーブルコーディネートを担当しています。
また、自社開催のテーブルコーディネート教室の講師をしています。
教室は1回8名様の少人数制で、今開催しているコースは、基礎スクールです。
コーディネートにはいろいろな知識が必要で、食器の種類、カラー、配置、サイズのとらえ方など多岐にわたります。そうした基本的なことをトータルでお伝えしています。
基本的なことは抑えつつ、感性で楽しくコーディネートをしてほしいと思っていて、格式高いコーディネートを覚えるというより、日常生活をちょっと豊かにするヒントをお教えしています。
―― さて、今回ウェブコンテストの審査員を務めていただくことになりましたが、
コンテストテーマ『花と食とテーブルと』を聞いて、どんなシーンを想像されましたか？
出牛 テーブルコーディネートと一言で言っても、カジュアルなものから格式高いものまでそのスタイルは様々です。また、日常の食事の時間を少し豊かにしてくれるような、ちょっとした工夫もあります。ですので、応募される皆さんもそれぞれ色々なシーンを想像されるだろうなと思いました。
―― テーブルコーディネートにおいて、お花の扱い方のコツなどがありましたら教えていただけますか？
出牛 基本的なことを言うと、やはりテーブルは食事をする場ですので、素敵なお花も楽しい食事の時間の妨げになってはいけません。
例えば、お花は高くても30cm以内に抑えると、一緒に食事をする相手の顔が隠れることはないですね。ちょうどテーブルに肘を立てて手を伸ばしたくらいの高さです。
また、プリザーブドフラワーは香りがないのでちょうど良いのですが、生花等を使う場合は香りの強いものはNGです。
あと、花や葉が落ちやすいものも控えた方が良いです。
―― 最後になりますが、応募される皆さんにメッセージをお願いします。
出牛 このような時代になってしまい、気軽にお友達とお食事をしたりということができなくなってしまいましたが、お家での普段のお食事を楽しく、ちょっと豊かにできるのがテーブルコーディネートだと思います。
お花と一緒に、テーブルクロス、ランチョンマット、ナプキンなどが一枚あるだけで、食卓が華やぎ、同じ食器でも季節を楽しむことができます。
皆さんのテーブルコーディネート、拝見するのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
何気ない日常をちょっと素敵にしてくれる、“花と食のあるテーブル”をお待ちしています。
出牛さんがテーブルコーディネートを担当されている『TABLE RECIPE』では、テーブルクロスやコーディネートに関する様々な情報を発信しています。ぜひご覧ください。
https://table-recipe.com/shop/
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フロールエバー株式会社「フロールエバー ウェブコンテスト」係
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