【花で一歩前進 心の復興】被災地ボランティアレッスンレポート5
神奈川県横浜市を中心に活動をされているフラワーデザイナー、「パルテール」金子美枝さん。
2012年2月から定期的に被災地を訪問し、ボランティアレッスンをされています。
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2014年6月に開催された、被災地でのボランティアレッスンのレポートを頂戴しましたので、
活動をご紹介させていただきます。
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開催日:2014年6月21、22日
宮城県東松島市の4ヵ所で開催させていただきましたレッスンには、
5歳のお子様から70代までと、幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。
おばあちゃんとお孫さんは・・・
「どこにお花つけようかな?」とお孫さん。おばあちゃんがグルーガンをつけてあげて、
「なかなかいいね!」と和気あいあい。穏やかな空気が流れていました。
毎回のことですが、同じ材料でも同じ物はなく、
『世界で一つだけの作品』
お家に帰られたら、ご家族に自慢して下さいね!とお伝えします。
そして何回も参加された方々は、ご自分で制作された愛着のある作品なので、大切に飾ってあるようです。
また今回は初めての地域にも参りました。
室浜地区。
目の前がすぐ海で、どのおたくも
漁業で生計を立てていましたが
津波で町が壊滅状態。
皆さんは仮設住宅に住んでいます。
2週間近く孤立されましたが、小さい集落は団結力が強く、
皆さんで助け合い、乗り切ったそうです。
そんな方々は、やはり温かく・・・。
初対面の私を大歓迎で迎えてくださり、年内に皆さんが仮設住宅を出る前に、もう一度皆で集まりたい!と強く希望してくださいました。
お花を見ると和やかになり、また作り上げたことで気持ちが安らぎます。皆さん大切に仮設住宅に飾ってくださっています。
親子で参加できて嬉しかった、
殺風景なお部屋にお花があると嬉しくなります。またやりたいです、
夏らしい、季節感あふれる作品をありがとうございます。どこに飾ろうかなーと考えながら作りました、
など、楽しそうに話して下さる皆さんは笑顔でいっぱいでした!