『彷徨える河』
第88回アカデミー賞外国語映画賞にて、コロンビア代表として初めて同賞にノミネートされた『彷徨える河』が日本で公開されます。ストーリーと共にアマゾンの広大な自然も堪能できます。
この機会にコロンビア映画を観てみませんか!?
【ストーリー】
アマゾン流域の奥深いジャングル。滅亡した先住民族の村、唯一の生き残りとして、他者と交わることなく生きているシャーマンのカラマカテ。ある日、彼を頼って、重篤な病に侵されたドイツ人民族学者がやってくる。白人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を拒否するが、病を治す唯一の手段となる幻の植物ヤクルナを求めて、カヌーを漕ぎ出す。数十年後、孤独によって記憶や感情を失ったカラマカテは、ヤクルナを求めるアメリカ人植物学者との出会いによって再び旅に出る。過去と現在、二つの時が交錯する中で、彼らは狂気、幻影、混沌が蔓延するアマゾンの深部を遡上する。彼らが向かう闇の奥にあるものとは・・・
【作品について】
米エンタメ業界紙Varietyの「2016年に注目すべき監督10人」に選出されるなど、国際的な注目を集める俊英シーロ・ゲーラは、神秘的な幻覚や呪術に彩られたマジックリアリズム的な世界観を、美しいモノクロームの映像と情感溢れる多層に重ねられた音によって描き出し、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、カンヌ国際映画祭監督週間アートシネマアワード受賞など、数々の映画祭で高い評価を得た。また、米国では初週土日の成績が2015年公開の外国語作品のトップになるなど異例のヒットを記録し、フランスでもロングランを記録するなど、興行面でも成功を収めている。
『彷徨える河』は10月29日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
作品URL: http://samayoerukawa.com